不動産投資に失敗しないためのお勉強【キャップレート①】

今日はチョットだけ面倒くさいお話になりますがお付き合いください。

「キャップレート」という単語についてです。

「キャップレート」とはCapitalization Rateの略語であり、日本語に置き換えると「資本還元比率」「総合還元利回り」となります。

不動産投資の収益を計る上でとても大事な要素です。

 キャップレートは「NOI(純営業収益)÷総投資額」という式で算出されますが、ここで出てくる「総投資額」とは、不動産の購入額とそれに伴う全ての費用(不動産取得税、登録免許税、司法書士報酬、仲介手数料、印紙代、融資手数料等)を合計した金額のことです。

よく物件の販売資料などでうたわれている「利回り」と少し似ているのですが、「利回り」のように表面的な数字だけから求められたものと違いますから、より厳密な値と言えると思います。
早い話、僕がいつも言っている「実質利回り」のことです。

キャップレートはそもそも物件の販売価格を決定する際のひとつの要素として用いられたりしてきましたが、逆算して利用すると「この物件は買っても良いの?」という場面での判断材料として大きく役立ちます。

NOI÷キャップレート」=不動産価格となるからです。

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