不動産投資に失敗しないためのお勉強 【借入償還余裕率】

借入償還余裕率

 借入償還余裕率は「純営業収益÷元利返済額」で算出され、値が大きい程安全性が高いということになります。ちなみに、投資格付けの考え方では1.6程度で適格と判断され、1.3ないし1.2という値になると金融機関の融資は難しくなると云われています。そして、1.0を下回るとデフォルト(債務不履行)ということになります。英語に直すとDebt Servic Coverage Retio(デッドサービスカバレッジレシオ)となり、一般的には「DSCR」と表します。

借入金比率は自己資金比率の逆の見方で、借入償還余裕率は返済比率の考え方に似ています。不動産投資はレバレッジ(梃子)を効かせて収益を最大限に引き出すところが魅力ですが、借入金の占める割合が高くなりすぎるとデフォルトのリスクもどんどん高まります。

LTVDSCRの値を良く見てバランスの良い投資を目指しましょう。

ところで「純営業収益」って何?と思われるのではないでしょうか?!
次回は「純営業収益」についてお話します。

とても大事です。

一覧へ戻る