恵庭のマンション~その2

まずは外観です。

コンクリートの打放しの面とタイルの面、それからジョリパットというチョット変わった塗装の面の三つの面での構成ですが、配色によってお洒落なレストランやカフェをイメージさせるのがポイントです。

人の住む建物に見せないことによって、周りの木造アパートや数少ないながら点在するRC構造のマンションと圧倒的な差別化を図ります。そして何と言っても、一階の外壁を半分以上も隠す高さ2.7mの塀です。マンションエントランス部分に開口があり、入居者はここを潜り抜けて出入りします。

この塀にもジョリパットを施します。色は建物の外壁と同系色ですがそれより極めて濃いものを考えています。この塀と建物外壁に施すブラケットやスポットライト等の照明設備も夕方から夜にかけてのディテールに大きなアクセントとなるはずです。

次に共用部の内装です。

1階共用部は「掴み」としてとても重要な場所です。基本的に壁、天井はコンクリート打放しを基調としますが、各戸の玄関ドア周辺に細工を考えています。
一般の賃貸マンションのそれよりも高級感を出したいと考えており、玄関ドア自体のグレードアップという方法もありますが予算との兼ね合いも考えなければなりません。

少し時間をかけて検討し、それから決定しようと思っています。

床は300mm角のタイルを使用しますが、化粧砂利を敷いた坪庭のようなスペースを数ヶ所設けます。ここにスポットライト等で明かりを当ててアクセントとします。

各住戸の内装です。

コンクリートを基調としたモダンなタイプと木目と砂壁を組み合わせたウッド調のタイプの2種類を用意します。モダンタイプはキッチンもコンクリートの打放しで、あくまで無機質な空間をイメージし、ターゲットは男性です。

ウッド調タイプのキッチンはモザイクタイル貼りで、床や天井には明るい木目を、壁には暖色系の砂壁を用いてヨーロッパの古い民家のイメージです。こちらは女性もしくは新婚さん向けでしょうか。

暖房設備や給湯設備はもちろん電化で、キッチンにはIHクッキングヒーターを組み込みますから住む人のお財布にも環境にもとても優しい仕様です。

外装デザインと内装デザインはこんなところです。完成がとても楽しみです。変更や追加が出たらまたご報告します。次回は事業収支についてご報告します。
皆さんきっとビックリしますよ。

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