自己資金を投入することは安定経営の第一歩~その1

 不動産投資物件を購入する際、手持ちの資金で購入費用の全てを賄うという方はほとんどいません。概ねの方は金融機関から融資を受け、賄いきれない部分に手持ちの資金を使います。この時に使う資金のことを『自己資金』といいます。

 自己資金の投入額を大きくしていくと当然借入額は小さくなり、月々の返済額も小さくなります。その結果、返済後の手取り額(収入から返済を差し引いた額)は増額します。ちなみに、自己資金の額を1,500万円増やした場合(借入金利2.5%返済期間25年)の返済額の差は、そうでない場合と比べ約67,000/1ヶ月になります。

1,500万円もの大金を投入して月に67,000円しか手取り額が増えない・・・。

1,500万円分回収するのに224ヶ月(約19年)もかかってしまう・・・。

このように考えてしまう方がほとんどだと思いますが、実は違います。

 不動産投資はローリスクといわれますが、それはリスクが無いということではありません。この事業の最大のリスクは借入金返済といっても過言ではありません。逆に言うと、借入金返済が無ければリスクのほとんどが排除されます。

 例えば、購入した物件が16戸建ての場合、年間の固定資産税の納付を考えても2戸か3戸の入居があれば事は足りますし、その他の支出を考えても16戸中半分の入居が確保されれば十分でしょう。月々の積立預金なんかも出来ちゃうかもしれません。

最大のリスクである借入金返済、この返済の財源は『賃料』です。
賃料は入居の確保によりもたらされます。

 自己資金1,500万円の投入で生み出された67,000円を入居確保のために使いましょう!!

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