賃貸条件について~その1

賃貸マンションによる不動産投資において一番重要な要素はその物件の入居率であることを何度もお話してきました。

そして、入居率の良し悪しを左右するのが賃貸条件です。

賃貸条件には「立地」「間取り(広さ)」「賃料」「仕様・設備」があり、
今回はこの賃貸条件についてお話します。

【立地】
札幌市の主要交通機関は地下鉄ですから、当然地下鉄周辺の徒歩圏が好立地ということになります。しかし、地下鉄周辺の徒歩圏においても特定の地域が良いということは周知されていますから、その場合は競合物件が多数先攻していることが容易に想像できます。札幌市内は既に供給過多の状態にあり、さらに物件量が集中しているのが地下鉄周辺です。

【間取(広さ)】
間取りは広いに越したことはありません。しかし入居者からいただく賃料との兼ね合いも考慮しなくてはなりません。広ければ広いほど建設費はかさみますが、賃料もその分高く出来るかというとそうではありません。入居者の財布の紐はそんなに緩くありません。

【賃料】
賃料は安ければ安いほど良いに決まっています。ただし限度があります。返済もありますし、何と言っても投資ですから。ただし、客足は安いほうに向かうのは事実です。

【仕様・設備】
最近の物件は分譲マンションのような白を基調にした内装が多いように思いますが、賃貸MSならではというのが良いのではと考えます。設備にはオール電化やECOジョーズ、システムキッチンやカードキーなど色々ありますが、基本的には入居者がその部屋に住むにあたり、暖房光熱費(ランニングコスト)等が安くなるものが良いでしょう。ただし、オーナーがそれらを施す際の初期費用(イニシャルコスト)は確実にUPします。

【デザイン性】
前述の仕様のところと重複しますが、やはり賃貸ならではと感じるオシャレなものが良いと考えます。好みは人それぞれですが、管理させていただいている物件の入居率を見ると、むしろ好き嫌いがハッキリ分かれるくらいの物件の方が成績が良いようです。

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